古楽亭日乗

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Montepulciano e Concerti napoletani in Germania

6月はポッペア上演の後、少々の日本滞在を経て、イタリア・トスカーナのモンテプルチャーノまで。
時差ぼけの中、電車で4時間かけてChiusi駅までついてから、バスで1時間ほどでモンテプルチャーノ到着。
そこはシエナのような山上の街なのです。

バスで降りてからすぐ旧市街と思って、近くのお店で目的地までどのくらいか尋ねたところ、
彼女は私の大荷物を見ながら、「あぁ、、、、遠いわね、20分くらい、とにかく登るのよ~」と哀れみの眼差し。
やはり旅は事前の下調べが重要とあらためて思い知った次第でした。

しかし、景色は美しい!
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モンテプルチャーノでは、Europäischen akademieというバロック講習会の講師として呼ばれたのですが、半分以上の時間は受講生ためのコンティヌオのリハーサルに費やされたのでした・・・体力がいります。
その上、着いた次の日には講師によるコンサートまであって、日本の時差ぼけがあっという間にふっとびました。
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最後のコンサートが終了後、私は夜行列車でミラノまで・・・Intercity notteという夜行の初体験でしたが想像以上に人に溢れていたのでびっくりしました。うとうとしながら、なんとか家についてシャワーを浴びた後は、ドイツのデュッセルドルフに飛んで、北ドイツのノールデンまで。

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Hinte, Rhede という街のびっくりするほど美しい響きの教会で、”若きスター”(現地の新聞にそう書いてあった!)アンドレアス・ベーレンとRicreation d'Arcadiaとのナポリのコンチェルト集。
いいプログラムなので、記録しておきます。

Concerti Napoletani Concerto 4 & 5 July 2009

Francesco Mancini (1672- 1737)
Concerto V in Sol maggiore

Nicola Fiorenza (d. 1764)
Concerto per violoncello con violini e basso continuo

Giovanni de Macque (c. 1550- 1614)
Seconde Stravaganze
Prima Gagliarda & Seconda Gagliarda

Francesco Barbella (1692- 1733)
Concerto III in Do maggiore

Nicola Porpora (1686- 1768)
Concerto IV in Re maggiore per due violini e basso continuo

Nicola Fiorenza (d. 1764)
Concerto per flauto dolce con due violini e basso continuo

充実したナポリの音楽にお客さんも大盛り上がり。我々もなんともいえない音楽の充実感に終わったあと満たされたのでした。フィオレンツァのチェロ・コンチェルトも多くの方に喜んでいただけたようで一安心。みなさんが知らない曲を演奏したときに「曲が悪かった」と言われるのは、だいたいが演奏者のせいなのですが(笑)、今回のように喜んでもらえるのは本当に演奏者冥利につきるというものです。

フィオレンツァは現在全集楽譜が出版準備中ですが、いずれ日本でも紹介していきたいと思います。

来週、私の誕生日(12日)はイタリアのモンツァで、バッハの管弦楽組曲など(イタリアでバッハを弾くのは珍しい!)です。
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by takashikaketa | 2009-07-08 07:08 | Concerti コンサート | Comments(0)

チェリスト 懸田貴嗣の備忘録


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