古楽亭日乗

lanzetti.exblog.jp ブログトップ

2012年 09月 25日 ( 1 )

「ランゼッティ/チェロ・ソナタ集」ディスク批評

いくつかの音楽誌でCD評が掲載されました。徐々にブログでも紹介していきたいと思います。

音楽の友10月号
今月の注目盤 (諸石幸生氏)

サルヴァトーレ・ランゼッティ(1710?~1780)という18世紀イタリアのチェリストの手になる「チェロ・ソナタ集」(Ko-ALCD1131)が録音された。1736年に出版された作品1からの抜粋で、全部で6曲が演奏されているが、エチュード的な印象は皆無で、チェロの魅力がよく引き出された歌にあふれた作品の素晴らしさに心奪われる。演奏しているのは懸田貴嗣である。近年評価を高めている古楽チェロ奏者だが、しなやかに歌うカンタービレ、考え抜かれた様式感、そして香しい音色が織り成す世界は、まさに心の贅沢に浸らせる。

ぶらあぼ10月号
新譜ピックアップ
18世紀には”振興楽器”だったチェロの最初期のヴィルトゥオーゾ、ナポリ出身のサルヴァトーレ・ランゼッティ(1710頃~1780)が1736年に出版した、ソナタ集からの6曲。第1音から、その艶めかしさに驚かされる。だが、高度な技術のみならず、奏者にとっては、突然の楽想やダイナミクスの転換など、音楽解釈上の問題も山積。懸田はそれらに一つひとつ対峙し、チェンバロの渡邊と共に、丁寧に解いていく。その結果、謎多きヴィルトゥオーゾの実像に迫る、魅力的な録音に仕上がった。知られざる佳品に秀演で触れるにとどまらず、18世紀の音楽自体への先入観を覆す体験になるかも。(寺西肇)

Amazonでの注文ページは コチラ

予想以上に反響あり、嬉しい限りです。ぜひ多くの方に聴いていただきたいと思っています。
今週末のブログ更新に向けて、ネタを考え中・・・・

f0058956_01871.jpg

18世紀半ばトリノ宮廷劇場の様子(一部)。1752年前後とも言われていますが、だとするとランゼッティはロンドンからまだ帰ってきていないのか。しかし、彼はこの絵は見ているかもしれませんね。
[PR]
by takashikaketa | 2012-09-25 00:08 | Musica 音楽 | Comments(0)

チェリスト 懸田貴嗣の備忘録


by takashikaketa
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30