古楽亭日乗

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カテゴリ:Diario 記録( 17 )

Luglio - Agosto 2010

引き続き、7月から8月にかけてのトピックを。

日本に戻った後は、先日CDデビューを果たしたトリオ”アクア・トリニティ”の合宿にお邪魔。
演奏を聴かせていただくのは2回目ですが、バロックの奏法に関する意見交換などをして、こちらも勉強になりました。みなさん素晴らしいプレイヤー、そしてアンサンブルですので、ぜひお聴きになってください!

CDはコチラから
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その後、リクレアツィオン・ダルカディアの「ルクレールの肖像」のコンサート。
今年から年2回の定期公演を続けていくことにして、その記念すべき第1回目となりました。
コンサートには上述のアクア・トリニティの礒さん水谷川さん水永さん、ヴァイオリンの杉田せつ子さんなど同業の皆さんはじめ、沢山のお客様に来ていただけて、ほっと一安心。ご来場ありがとうございました。
コンサート後の一枚。
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中旬から再び渡欧、スイスのFribourgという町での国際宗教音楽フェスティバル、という真面目な?音楽祭で、ヴェネシアーナと共にバッハ、ブルーンスなどドイツのカンタータ集。イタリアのグループとしては非常に珍しい演目です。

Claudio Cavina contre-ténor & direction

Francesca lombardi soprano
Andrea Arrivabene alto
Makoto Sakurada ténor
Marco Bussi basse

efix Puleo violon, Daniela Godio violon
Gianni de rosa alto
Takashi Kaketa violoncelle
Alberto lo Gatto contrebasse
Fulvio Garlaschi théorbe
Matteo riboldi orgue

Cantates allemandes à l’italienne

De Tunder à Bach

Franz Tunder (1614-1667) Salve mi Jesu (alto)

nicolaus Bruhns (1665-1697) De profundis (basse)

johann Sebastian Bach (1685-1750)
Nun komm, der heiden heiland, BWV 61

Dietrich Buxtehude (ca. 1637-1707)
Sicut Moses, BuxWV 97 (soprano)
Quemadmodum desiderat cervus, BuxWV 92

johann Sebastian Bach
O heil’ges Geist und Wasserbad, BWV 165

武士道Tシャツが気になります。
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その後、ニース、エクサンプロヴァンスを通り過ぎ、モンペリエでのカヴァッリ「Artemisia」公演。

Francesca Lombardi Marzulli, Artemisia
Sakiko Abe, Artemia
Valentina Coladonato, Oronta
Maarten Engeltjes, Meraspe
Roberto Balconi, Alindo
Marina Bartoli, Ramiro
Silvia Frigato, Eurillo
Salvo Vitale, Indamoro

La Venexiana
Renata Spotti, Violon, Efix Puleo, Violon
Luca Moretti, Alto
Takashi Kaketa, Violoncelle
Alberto Lo Gatto, Contrebasse
Fulvio Garlaschi, Théorbe
Michael Leopold, Théorbe
Maurizio Pancotti, Théorbe
Pietro Prosser, Théorbe
Cristiano Contadin, Lirone
Marta Graziolino, Harpe
Davide Pozzi, Clavecin
Claudio Cavino, Clavecin

Claudio Cavina, Direction

モンペリエの劇場はこんな建物。
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南仏はトラムも可愛らしいのです。
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その後一度日本に戻り、リハーサルやらコンサートを済ませた後、またまた渡欧。
マッジョーレ湖の近く、Mergozzoという小さな町のコンサートシリーズでの、デュオ・リクレアツィオン・ダルカディア(松永綾子&懸田貴嗣)。モーツァルトの二重奏(Vn&Vc版)など。
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ポスター真ん中のマンドリニストアヴィ君は、最近ソロを弾いたCDがグラミー賞にノミネートされたりとかで、これからますます注目されるマンドリニストでしょう。このとき彼が弾いたバッハにはいたく感動しました。
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その後、すぐヴェネシアーナのコンサートがあるはずだったのですが、イタリア政府の文化予算カットなどの余波で音楽祭が丸々一つ無くなってしまうという信じ難い事態がおき、キャンセル。直前にそういうことが起こるんです、この国は。というわけで、急遽バカンスとなり、トスカーナのルッカで数日充電。
サン・ミケーレ教会。
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フィレンツェにも少々。
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しっかり充電を済ませ、その後、ヴェネシアーナとのオルフェオとポッペアの連続公演。
まずは、スペインのSantander。

Jueves 26 agosto, 21:00 | Sala Argenta
ORFEO, Claudio Monteverdi
(Versión semiescénica)

Orfeo - Marko Guadagnini
La Música y Euridice - Roberta Mameli
Silvia y Esperanza - Gloria Banditelli
Proserpina - Francesca Cassinari
Plutón - Raffaele Costantini
Caronte - Salvo Vitale
Apolo - Mauro Borgioni
Ninfa - Silvia Frigato
Pastor I - Makoto Sakurada
Pastor II - Giovanni Caccamo
Pastor II y Espíritu I - Paolo Antognetti
Pastor III - Claudio Cavina
Pastor IV y Espíritu II - Marco Bussi
Pastor y Espíritu III - Alessio Tosi

La Venexiana
Claudio Cavina, director
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こんなお店も発見。
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その後は、去年も訪れたフランス、Periqueux

Claudio Monteverdi
L'Incoronazione di Poppea (Le Couronnement de Poppée)
Opéra en un Prologue et 3 actes sur un livret de Francesco Businello

Ottone : Claudio Cavina
Poppée : Valentina Coladonato
Néron : Roberta Mameli
Arnalta : Ian Honayman
Octavie : Xania Meijer
Nourrice d'Octavie : Makoto Sakurada
Sénèque : Raffaele Costantini
Drusilla : Francesca Cassinari
Valetto : Alena Dantcheva
Damoiselle : Marina Bartoli
Lucain : Poalo Antognetti
La Venexiana

Direction Claudio Cavina

28 août 2010, Eglise Saint Etienne de la Cité, Périgueux.
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爽やかな空でございました。
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by takashikaketa | 2010-12-28 00:43 | Diario 記録 | Comments(0)

Maggio - Giugno 2010

早いもので2010年ももうすぐ終わろうとしています。
あまり更新できないブログですが、年末までに今年のトピックを強引に振り返ろうと思っています・・・

5月は早々と渡欧、クレモナでのモンテヴェルディ・フェスティバルでのコンサート。
イル・コンプレッソ・バロッコと、日本でもおなじみの歌手、ロベルタ・インヴェルニッツィとのナポリ・プログラム。
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MONTEVERDI FESTIVAL, Cremona
Chiesa di San Marcellino

Giovanni Battista Pergolesi
Salve Regina in la minore per soprano, archi e continuo
Salve Regina in do minore, antifona per soprano, archi e continuo
Concerto per violino e archi

Leonardo Leo
Salve Regina in do minore per soprano, archi e continuo
Concerto per violoncello e archi

Domenico Scarlatti
Salve Regina in la maggiore

その後、Vicenza近くでヴェネシアーナとのモンテヴェルデイ・プロのコンサートを2回した後、ロンドンでのルフトハンザ・フェスティバルへ。私にとっては初ロンドンでした!
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Lufthanza Festival
St. John's, Smith Square
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La Venexiana
Claudio Cavina

Monteverdi, Vespers of 1610

6月に入ってからは、同じくヴェネシアーナでなんとイスタンブールへ!

International Istanbul Festival 2010
June 16, Hagia Eirene Museum
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La Venexiana Claudio Cavina conductor
Claudio Monteverdi
Sinfonia (Tempro la Cetra)
Combattimento Di Tancredi E Clorinda
Sinfonia (Quinto Libro)
Lamento Della Ninfa a 4 voci
Sinfonia (da Orfeo)
Ballo Delle Ingrate

イスタンブールももちろん初めて。
親日ムードが強く、小学生達に写真に一緒に写ってほしいと頼まれたり、ホテルで日本語の上手なボーイさんが話しかけてきたり。
これは、街角の果物売り。
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スポンサーのお宅でのパーティに招かれたのですが、バルコニーから見えたイスタンブールの美しい海と夜景は絶品。あぁ、イスタンブール!
路上で見つけた猫。
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6月はツアー続き、その後ポルトガルのLeiriaへ。
世界遺産だという寺院。
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19 de Junho, Mosteiro de Santa Maria da Vitória (Batalha)
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LA VENEXIANA
Claudio Cavina, direcção, órgão e cravo
Roberta Mameli, soprano
Renata Spotti, violino
Efix Puleo, violino
Luca Moretti, viola
Takashi Kaketa, violoncelo.

その後、カヴァッリのオペラ”Artemisia”のプロジェクト。
カヴァッリはモンテヴェルディの弟子ですが、師匠のスタイルからの変遷がなかなか興味深いものでした。
このオペラの時代になると短いアリア的な音楽が増えてきて、メロディメーカーとしてのカヴァッリの魅力も堪能。
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KUNST FEST SPIELE HERRENHAUSEN
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26. Juni, Hannover
ARTEMISIA, F.CAVALLI
La Venexiana

Libretto: Niccoló Minato
Musikalische Leitung: Claudio Cavina
Regie und Kostüme: Chiara H. Savoia
Licht: Daniel Tummolillo

Artemisia: FRANCESCA LOMBARDI MARZULLI
Artemia: ROBERTA MAMELI
Oronta: VALENTINA COLADONATO
Meraspe: MAARTEN ENGELTJES
Alindo: ROBERTO BALCONI
Ramiro: MARINA BARTOLI
Eurillo: SILVIA FRIGATO
Indamoro: SALVO VITALE

LA VENEXIANA
Dir. Claudio Cavina

Renata Spotti, Violine; Efix Puleo, Violine;
Luca Moretti, Viola;
Takashi Kaketa, Violoncello;
Alberto Lo Gatto, Kontrabass;
Fulvio Garlaschi, Theorbe; Michael Leopold, Theorbe;
Maurizio Pancotti, Theorbe; Pietro Prosser, Theorbe;
Cristiano Contadin, Lirone;
Marta Graziolino, Harfe;
Davide Pozzi, Cembalo I;
Claudio Cavina, Cembalo II
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by takashikaketa | 2010-12-25 00:34 | Diario 記録 | Comments(0)

Marzo 2010

7月6日の「リクレアツィオン・ダルカディア ”ルクレールの肖像”公演」においでくださった皆様、ありがとうございました。ルクレールの序曲、デュオ、作品4のトリオ・ソナタ、素晴らしい作品でした。あのように完成された一級の作品を演奏するときは、余計な小細工が不要なのでとてもナチュラルに音楽に集中することができたのではないかと思います。同時に取り上げたロカテッリ、タルティーニも、ほかに素晴らしい作品がまだまだありますので、今後取り上げていきたいと個人的には思っているところです。

さて、再び過去の記録を進めていくことにします。
2010年の2月半ばからは一ヶ月間、サントリーホール・オペラ「コシ・ファン・トゥッテ」公演のプロジェクトに参加しておりました。サンフランシスコ・オペラ監督のニコラ・ルイゾッティ、副指揮のジュゼッペ・フィンチ、ピアノの古藤田みゆきさん、テオルボの佐藤亜紀子さんとともに、演出稽古からずっと付き添ってのリハーサル。

演出はイタリアの巨匠ガブリエーレ・ラヴィア氏、次から次へとあふれ出すアイディアにどんどん変わっていく舞台上を眺めるのはとても貴重であると同時に楽しい経験でした。しかし、暗譜した上に、演技、毎日変わっていく演出についていくオペラ歌手の重労働ぶりには頭が下がる思いです。それに比べたら、通奏低音なんてまだまだ甘いものです。

まずは国立音大でのカバーキャスト公演。イタリアでもご一緒する機会の多い櫻田さんはフェッランド役。

フィオルディリージ:文屋 小百合 (ソプラノ)
ドラベッラ:小野 和歌子 (メゾ・ソプラノ)
グリエルモ:折河 宏治 (バリトン)
フェルランド:櫻田 亮 (テノール)
デスピーナ:鷲尾 麻衣 (ソプラノ)
ドン・アルフォンソ:増原 英也 (バス)

カバーキャストとは言っても、一線で活躍されている若手のみなさん。実に見事な舞台でした。
テオルボの佐藤さんが、終演後「感動しちゃいました・・・・」とつぶやいていたのが印象的。

その後、サントリーホールでの本公演。

フィオルディリージ:セレーナ・ファルノッキア(ソプラノ)
ドラベッラ:ニーノ・スルグラーゼ(メゾ・ソプラノ)
グリエルモ:マルクス・ヴェルバ(バリトン)
フェルランド:フランチェスコ・デムーロ(テノール)
デスピーナ:ダヴィニア・ロドリゲス(ソプラノ)
ドン・アルフォンソ:エンツォ・カプアノ(バス)

指揮&フォルテピアノ:ニコラ・ルイゾッティ
演出:ガブリエーレ・ラヴィア
管弦楽:東京交響楽団
合唱:サントリーホール オペラ・アカデミー
舞台装置:アレッサンドロ・カメラ
衣裳:アンドレア・ヴィオッティ

モーツァルトの通奏低音で、テオルボ、チェロ、チェンバロ、フォルテピアノを使い分けるアイディアには、依頼を受けた当初不思議さを感じていたものの、実際に音にしてみると意外に違和感なく、コンセプトに沿った使い分けが上手くはまったのではないかと思います。しかし、オペラのレチタティーヴォのように素早いやり取りがなされる中で、担当楽器がスムーズに交代するのは中々難しいもので、本番になってみないと分からない即興的な面ももちろん多々あり、その点は公演を重ねる度に良くなっていったように思います。
しかし、なんといってもマエストロ・ルイゾッティの生き生きとした音楽作りと、絶妙なコンティヌオは特に印象深く、大きな影響を受けてしまいました。人間的にも大きく温かい人物で、またいつかどこかでご一緒できることを切に祈るばかりです。長期間お世話になったサントリーホールの皆様、共演してくださった東京交響楽団の皆様、ありがとうございました。
終演後、ルイゾッティ氏と。
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その後はイタリアに戻り、ラ・ヴェネシアーナのコンサート@フェッラーラ劇場。

Martedì 30 marzo 2010, ore 20.30
Teatro Comunale di Ferrara

LA VENEXIANA
Claudio Cavina direttore
Roberta Mamalli, Soprano

ERA LA NOTTE

Concerto in forma semiscenica su musiche di CLAUDIO MONTEVERDI

Sinfonia (Tempro la Cetra)
Ohimè ch’io cado
Sinfonia (Questi vaghi concerti: Quinto libro dei madrigali)
Con che soavità
Sinfonia (Piagne e sospira)
Ohimè dov’è il mio ben (Romanesca)
Sinfonia (Ballo delle Ingrate)
Lamento di Arianna
Sinfonia (a 5 - Il ritorno di Ulisse)
Lamento della ninfa
Sinfonia (Orfeo)
Combattimento di Tancredi e Clorinda

violini Renata Spotti, Efix Puleo
viola Luca Moretti
violoncello Takashi Kaketa
viola da gamba Cristiano Contadin
violone Alberto lo gatto
tiorba Gabriela Palomba
cembalo Davide Pozzi
arpa Marta Graziolino

ここ数年の恒例となった、ロベルタ・マメリをソロに立てたプログラミング、そして今回は最後に大曲コンバッティメントもあり。この日は、ハープのマルタが渾身の素晴らしい曲中のソロを聞かせてくれました。ロベルタは相変わらず素晴らしい出来で聴衆を魅了。彼女の疲れているところは見たことがない。どうしていつもそんなにコンディションがいいのか、不思議でなりません。
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このプログラムでは、ロベルタがOL風、キャバレーの歌手風から、ハードな革系までいろいろとコスプレするのですが(数年前、アムステルダム・コンセルトヘボウで初めてこのプログラムに関わった時は目が釘付けになった笑)、エンターテイメント性にも富みつつ、音楽も充実している良いプログラムです。近年はこれにジャズ・サックスのオブリガートを絡めて、RoundMというタイトルでやっていたりもします。(去年は、ドイツ・ニュルンベルク、マウルブロンで公演)
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by takashikaketa | 2010-07-20 19:56 | Diario 記録 | Comments(0)

Novembre 2009

マドリードからヴェネツィア空港に飛んで、そのままLonigoの元修道院施設へ直行!今度は、ヘンデルのオペラ「ベレニーチェ」のリハーサルとレコーディング(EMI/Virgin)です。
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2人だけのチェロ・パート、上司は18世紀オーケストラ首席の大ベテラン、リヒテ・ファン・デア・メールさん。芸歴40年ほど、まだまだお元気で活躍していらっしゃいます。

寝る場所、食べる場所、仕事場所の3つが全て施設内にあるので、食べては弾き、弾いては食べ、の生活が約2週間。家に帰る頃には軽く2,3キロ増えています。気をつけましょう。

長きに渡るリハーサルと録音の軟禁生活を終えた後は、パリ公演のために移動。

冬のギャラリー・ラファイエット。圧巻です。
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パリの公演は、歴史あるシャンゼリゼ劇場のシリーズの一つ。

Theatre des Champs-Elysee

Klara Ek, Berenice
Ingela Bohlin, Alessandro
Cyril Auvity, Fabio
Franco Fagioli, Demetrio
Romina Basso, Selene
Mary Ellen Nesi, Arsace
Vito Priante, Aristobolo

Alan Curtis, direction
Il Complesso Barocco

舞台から天井を見上げて。
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オペラ通りのカフェの立て看板。頑張って日本語で書いたのでしょう。微笑ましい!
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東京タワーではありません。
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by takashikaketa | 2010-01-17 09:25 | Diario 記録 | Comments(0)

Ottobre - Novembre 2009

10月は日本に一時帰国。オーケストラ・リベラ・クラシカのベトナム・ハノイでの公演と東京、逗子公演がありました。

モーツァルト 交響曲第29番 イ長調 K.201
ハイドン 交響曲第88番 ト長調 「V字」
ベートーヴェン 交響曲第1番 ハ長調 op.21

ハノイ公演の次の日はハロン湾まで足を伸ばして、クルーズ。絶景哉。
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おいしいものも満喫しました!
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しばらく浜離宮朝日ホールをホームとしていたOLCですが、今回で浜離宮での公演もひとまずおしまいだそうです。浜離宮スタッフのみなさん、長い間お世話になりました。

逗子公演の会場、逗子文化プラザホール ・なぎさホールはとっても響きのいいホールでびっくり。そんなところにこんないいホールが!!これだけいいホールがあったら、ぜひとも積極活用してほしいものです。逗子のみなさん、また呼んで下さい!

ほぼ一ヶ月日本を満喫した後は、再び渡欧。

9月のヘンデルのオペラ「アグリッピーナ」ツアーの続きがありました。
11月2日&5日、スペインのマドリッド王立劇場での公演。

Agrippina: Ann Hallenberg.
Poppea: Klara Ek.
Nerone: Roberta Invernizzi.
Ottone: Xavier Sábata.
Claudio: Umberto Chiummo.
Pallante: Rafaele Costantini.
Narciso: Antonio Giovannini.
Lesbo: Matteo Ferrara.

Alan Curtis & Il Complesso Barocco
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歌手のAnn Hallenbergや、来日したばかりのRoberta Invernizziと、素晴らしいキャストが揃って、アグリッピーナ・ツアーの最後は、大変充実した公演となりました。

劇場下の広場から王宮側を向いて。
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充実した公演の次の日、指揮者と我々オーケストラは、そのままイタリア・Lonigoのいつもの練習場兼宿舎へ。「アグリッピーナ」が終わったかと思ったら、今度はヘンデルの別のオペラ「ベレニーチェ Berenice」のレコーディングとコンサートのリハーサルなのでした。

マドリードからまっすぐ家に帰れるのだったら、このハムも買って帰るのだが・・・・断念。
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というわけで11月はまだまだ続く・・・・
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by takashikaketa | 2010-01-13 04:33 | Diario 記録 | Comments(0)

Settembre 2009

早いもので今年2009年も残すところ3ヶ月となってしまいました!
夏に引き続き、9月もほとんどが旅。フーテンの寅さんのような気分です。

まずはフランス・ペリグーから共に帰ってきた翌日から、ラ・ヴェネシアーナとの「ポッペアの戴冠」レコーディング。CD3枚ぎりぎりおさまるかどうかという長いオペラですから、日程中に録り終えるのだろうか、、、と一抹の不安がよぎるも、予定通りに終了~。結局なんとかなってしまうところがイタリア人の強みです。
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イタリア・モデナの教会でのレコーディング。おそらく来年にはGlossaレーベルから発売されるのでしょう。

その後、コモ湖近くの町、エルバで教会でのミヒャエル・ハイドンのミサ曲(写真を撮ってこれなかったので残念!)のコンサートがあった後、今度はリクレアツィオン・ダルカディアのラヴェンナでのコンサート。
コンサートはラヴェンナ博物館ホールでしたが、会場にはオリジナルのフレスコ画が上部左右に配置されているという博物館らしい環境・・・。おかげで明るい照明が使えず、楽譜を読むのに一苦労でした。
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博物館隣にある、サン・ヴィターレ教会のモザイク。ancientなのに古色蒼然とならない、その輝きには言葉を失います。

その後は2週間に渡るヘンデルのオペラ「アグリッピーナ」のツアー。長いオペラであることもさることながら、イタリアでの開演時間は21時。終演時間0時40分というのは、さすがに体力勝負です。久々に風邪をひきました。

まずは、ブレシアの劇場。オーソドックスな劇場ですね。照明が暑かった!
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次は、ミラノの近代的な劇場での公演があり(興味深くないので写真はなし)、
ローマの手前にある、ラツィオ州ヴィテルボのカテドラル。
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中世の町並みが残る大変美しい町でした。また来年行けるかな?

今回ツアー最後の都市は、オーストリアのウィーン。
Theater an de Wien、アン・デア・ウィーン劇場は、ベートーヴェンが数多くの自作曲を初演(交響曲の2、3,5,6番、トリプル・コンチェルト、クロイツェル・ソナタ、フィデリオ)、そして近代になってからもシュトラウスの「こうもり」、レハールの「メリー・ウィドウ」が初演された由緒ある劇場です。戦後しばらく使用されてなかった時期があったようですが、現在は近代的なビルと合体して、バロックや近代の作品の公演によく使われているようです。
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ベートーヴェンが立った舞台で・・・・(トリプル・コンチェルトも、ということはアントン・クラフトもか?)と考えると実に感慨深いものがありますが、果たして当時の劇場の様子がどのようなものだったのかは知る由もありません。なんにせよ、客席の華やかさに比して、舞台裏の狭さと、迷路のような楽屋裏が印象的ではありました。劇場裏のスペースは創建当時とそれほど変わってないということなのでしょうか?

10月は日本に帰り、OLCとのベトナム公演、東京公演など。ベトナムと東京のみなさん、よろしくお願いします。
その後は、イタリアに戻り、再度「アグリッピーナ」のツアーが再開。スペイン・マドリッドでの2公演です。2日ほど休暇があるので、それも楽しみです。オススメの場所があったら、だれか教えてください!
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by takashikaketa | 2009-09-29 06:11 | Diario 記録 | Comments(2)

luglio - agosto 2009

2009年夏の旅シリーズです。

7月中盤は、ラ・ヴェネシアーナとともに、ニュルンベルク、そして世界遺産の修道院のある街マウルブロンでの公演。

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帰りに車窓から見たスイスの風景の美しかったこと!
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その後、一週間ほどおいて、再度ドイツへ。恒例のアンドレアス・ベーレンとの夏のドイツ・ツアー。
これはドレスデン近くの狩猟のための城、モーリッツブルク。
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コンサートの合間のこうした寄り道も楽しいものです。

そして、8月最後には再度ヴェネシアーナとフランス・ボルドー近くのペリグーまで。
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8月には一週間ほど日本にも戻ったので、なんとも移動距離の多い夏でありました。
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by takashikaketa | 2009-09-15 07:05 | Diario 記録 | Comments(0)

Melk- Regensburg - Paris

イタリアは、5月後半からついに夏の暑さがやってきました!
真夏日のような暑さの中、数日間のリハーサルを終えて、向かった先はオーストリア・メルク修道院。

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二つの塔と教会ドームが断崖絶壁の上にそびえ立つ、メルク修道院の様子はいつ見ても特別な感慨を抱かせます。
最初の数日は、修道院内の部屋にてコレッリのトリオ・ソナタ集のレコーディング。
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プロデューサーは、昨年のヘンデル録音時と同じく長身のイケメン、エーリッヒとORFの要人ベルンハルト。
2日間のタイトなスケジュールでしたが、無事に全曲録り終えることができました。録音場所は、修道院の門に位置する、見張り台のような建物の中でしたが、心配された湿気や騒音も意外に大きな問題にならず、鳥達のさえずりにかこまれて(おそらく録音にも小さく入っているはず)、気持ちよい音響の中で演奏することができたのでした。

昨年録音したヘンデルのトリオ・ソナタ集は、現在鋭意、編集作業中とのことなので発売のメドがついた時点でお知らせしたいと思います。

録音終了後は一日の休暇を経て、メルクのシュタットプファール教会にて”メルクバロック週間”コンサート。コレッリの美しい教会ソナタと、その中に一曲だけ挿入されたヘンデルのパラフレーズ、超絶技巧チェンバロソロの対比が、お客さんには大変好まれたようでした!

本番次の日の早朝は、清潔なOBBとDBの電車を乗りついで南ドイツのレーゲンスブルクまで。
レーゲンスブルクでは長い歴史を持つ古楽フェスティバルが行われていて、その最終日ラ・ヴェネシアーナのモンテヴェルディ「ポッペアの戴冠」上演がありました。昨年秋から始まったプロダクションなのですが、今回は数ヶ月ぶりということで、なかなか緊張感がありました。朝に到着し午後からリハーサル、夜本番(3時間半もかかる)、次の日の朝にはバスでミラノまで、、、ということで、まったく街を探索する時間がなかったのですが、いずれゆっくり訪れてみたいと思わせる、きれいな風景でした。
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その後、ミラノで数日の休みを経て、フランス・パリ、シテ・ド・ラ・ムジーク cite de la musiqueでの「ポッペア」上演。
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これも予定の都合上、ホール付近しか散策はできませんでしたが、久々のパリはやはり洗練された雰囲気でした・・・イタリアとは随分違います。

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このポッペアは簡単なセットを用いた、いわゆる簡易的な舞台なのですが、クラウディオ・カヴィーナの熱いリードと、ロベルタ・マメリたち歌手陣の素晴らしい表現に、パリのお客さんも熱狂的な喝采を送っていました。テレビ・カメラが数台ありましたが、フランスで放送されるのでしょうか?どなたか見かけたら教えてください。
2人いるチェンバロ奏者の1人として、レーゲンスブルク上演から、ダルカディアの同僚渡邊氏も参加。日本の誇るテノール桜田亮さん(彼とはメルクの音楽祭でもすれちがった)もいて、日本人が3人も!

オペラとはいっても、弦楽器一本ずつ、テオルボ3人、チェンバロ2人の小編成。怒涛のように進む舞台上の音楽に対して、緊張感をもっていないと乗り遅れてしまうので、3時間半ずっと集中していなければならないのがなかなかシビアです。9月にはGlossaへのレコーディングがあるので来年くらいには日本のみなさんにも聴いていただけるでしょうか。

公演後は、聴きにきれくれたパリ在住のヴァイオリニスト渡邉さとみさんや、チェンバロ製作のデュコルネ氏なども交えて、一杯。イタリアとは違う(何度も言うなって?)おしゃれな雰囲気を、ほんのひととき堪能したのでありました。
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by takashikaketa | 2009-06-11 21:05 | Diario 記録 | Comments(0)

Gippone e Scozia

3月後半から日本での”アンサンブル・ジェネシス”トリオ・コンサートでは、故郷二本松と浦和のあたたかい聴衆のみなさんに迎えられて、大変充実したコンサートとなりました。お世話になったみなさん、ありがとうございました。

プログラムは以下のようなものでした。

Cima: Sonata
Berio: "Les mots sonts allés" For violoncello solo
Selma: canzon prima a 2
Webern: Cello Sonata
J.S. Bach: Fantasia and Fugue c-moll BWV 906
Maki Ishii: "East-Green-Spring" for recorder solo
Handel: Sonata for recorder and general bass Fa maggiore op.1-11 HWV 369
Masato Suzuki: Trio for Recorder, Violoncello and piano dedicated to Anton Webern
Lanzetti: Sonata sol maggiore op. 1-7
Improvisation by sax & piano
Maki Ishii: North-Silver-Night(Winter)
J.S.Bach: Flute sonata e-minor BWV 1034

その後、引き続きアンサンブル・ジェネシスのNHK大阪での収録があり、その成果は”NHKハイヴィジョン・クラシック・クラブ”で放送される予定です。

http://www.nhk.or.jp/bsclassic/hvcc/hvcc-2009-05.html

第一回の放送は5月25日のようです。。多くのスタッフが関わったセットと照明によって素晴らしい効果が得られていると思います。どうぞお楽しみに!

4月は久しぶりにバッハ・コレギウム・ジャパンで、メンデルスゾーン編曲によるバッハ・マタイ受難曲というプロジェクトがありました。多くの曲が削られ、または異なる歌手、楽器によって演奏されたマタイはどのように響いていたのでしょうか?客席でも聞いてみたいものです。

イタリアに戻ってまもなく、スコットランドでのコンサートがあり、美しい自然のあるシェトランド諸島(写真)と、落ち着いたエジンバラの街に魅せられました。

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5月は”リクレアツィオン・ダルカディア”でコレッリのトリオ・ソナタのレコーディング(ORF)があり、大変楽しみです。昨年録音したヘンデルのトリオ・ソナタ集のCD(これもORF)も近々発売されると聞いています。そちらのほうもぜひ聴いてください。

アンドレアス・ベーレンとのグループ”テアトルム・アフェクトゥム”の「La meraviglia parlante"も朝日新聞夕刊やレコード芸術5月号にも取り上げられ、好評をいただいております。こちらのグループも7月初めにドイツでコンサートです。
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by takashikaketa | 2009-05-02 05:45 | Diario 記録 | Comments(0)

イタリア・滞在許可取得メモ

あっという間に10月も終わりに近づき、ミラノも朝晩が冷え込んできました。

2006年10月10日にミラノのクエストゥーラ(Via Montebello)で取得した滞在許可証についてのメモです。

必要な書類
・滞在許可申請書(クエストゥーラで事前に受け取りました)
・4枚の同じ大きさの証明写真
・パスポートと、その重要な部分(写真、入国スタンプ、ビザのページ)のコピー。
・在日イタリア大使館でスタンプが押された入学許可証の原本
・健康保険証のコピー
・marca da pollo 14.62ユーロ分(Tabacchiで購入)

です。しかし、これは初めての申請時に限った書類なので、更新時は必要書類がもっと多くなります。

日が昇る前の朝6時50分にクエストゥーラに到着すると、噂通り、すでに5,60人の行列がありました。最後尾に並ぶと後からまたどんどん人がやってきます。中に入れたのはその1時間後の7時40分頃だったでしょうか。受け取った順番札は712番(誕生日と一緒)、その日スタートする番号が653番だったので、ほぼ60人待ちといったところでしょうか。
それからかなり長い時間待ち続け、到着からほぼ5時間ほど待った12時前にようやく受付へ。書類が手際よく確認された後、再度順番札を受け取り、指紋押捺へ。そこでまた40分ぐらい待ちました。手を真っ黒にして、指紋をとった後、ようやく滞在許可(しかもこれだけ待って、期限は来年6月までの数ヶ月!)発行。手にしたのは13時過ぎでした。計約6時間。

同居のロシア人は朝5時から並んで、7時間かかったと言っていました。
2005年秋取得の友人は、事前に予約して(受付は一ヶ月後)並ばずに済んだと言っていましたが、現在も予約制があるかどうかは定かではありません。システムがどんどん変化するので、今後申請する場合には、事前調査することを強くお勧めします。
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by takashikaketa | 2006-10-26 04:40 | Diario 記録 | Comments(0)

チェリスト 懸田貴嗣の備忘録


by takashikaketa
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